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知的財産翻訳検定ってどんな試験?難易度・合格率・日程をプロ翻訳者が徹底解説!

知的財産翻訳検定徹底解説!

みなさん、「知的財産翻訳検定」って聞いたことがありますか?

おそらく世間的にも、翻訳業界でも比較的知名度の低い試験ではないかと思います。

知的財産翻訳検定は、特許翻訳者向けの検定試験だよ!

翻訳者向けの検定試験はいろいろありますが、ある特定の分野に限定した試験は、この「知的財産翻訳検定」だけなんです!

この記事では、そんな知的財産翻訳検定について詳しく紹介していきます。

これから特許翻訳者を目指す方、知的財産翻訳検定の受験を考えている方には参考になる情報満載!

ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

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目次

知的財産翻訳検定とは?

ここではまず、知的財産翻訳検定の概要について詳しく紹介していきます。

試験分野・レベルと言語

知的財産翻訳検定の試験分野・レベルを表で整理すると、次のようになります。

受験級/言語分野出題形式
1級知的法務実務/電気・電子工学/
機械工学/化学/バイオテクノロジー
記述式和文英訳英文和訳
2級技術選択なし記述式和文英訳英文和訳
3級技術選択なし記述式+選択問題和文英訳英文和訳
中国語技術選択なし記述式和訳
ロシア語技術選択なし記述式和訳
知的財産翻訳検定の試験分野・レベル
※中国語/ロシア語は秋のみ実施

知的財産翻訳検定は、春は和文英訳、秋は英文(または中・ドイツ語)和訳と、季節によって言語方向が変わります

英日・日英のどちらかしかやらないって人は、年に1回しか受験機会がないよ!

申込みを逃すと、次に受験できるのは1年後・・・なんてことになりかねないので、くれぐれも受験時期や申込期間に注意してください!

試験日程

知的財産翻訳検定の試験は、年に2回実施されています。

春(和文英訳):4~5月 
秋(英文和訳):10~11月

申込みは、通常試験実施日の2ヶ月前から始まり、試験実施日の1週間前に締め切られます

くれぐれも時期を逃さないよう、知的財産翻訳検定のホームページであらかじめ確認しておくと安心ですね。

受験料

知的財産翻訳検定の受験料は、受験する級や言語によって違います。

受験料(税込)会員割引料金
1級15,000円12,000円
2級10,000円8,000円
3級5,000円4,000円
中国語10,000円8,000円
ロシア語10,000円8,000円
知的財産翻訳検定の受験料

受験料は、知的財産翻訳協会会員、JTF(日本翻訳連盟)会員、大学生だと20%割引になるよ!

支払方法は以下のとおりです。

知的財産翻訳検定の支払い方法
  • クレジットカード:VISA / MASTER / JCB / AMEX / DINERS
  • 銀行振込(振込手数料は受験者負担)

申込みは、知的財産翻訳検定のウェブサイト上から行ってください。

試験問題の分量

知的財産翻訳検定の場合、過去問がウェブサイト上にすべて公開されています。

それを見ればおおよその分量が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

ちなみに、わたしがざっと確認したところ、

知的財産翻訳検定の分量
  • 1級/2級:問題文はA4で3〜4枚程度(図面が入るともう少し多い)
    →そのうち、翻訳が必要なのはA4で2枚程度
  • 3級:A4で9〜10枚程度
    →選択問題なので量が多め

でした。

ほかの試験と比べ、かなり分量が多い!

試験時間

知的財産翻訳検定の試験時間は、次のようになっています。

【午前試験】試験時間
1級(化学/機械工学)9:00〜12:00(3時間)
3級9:00〜11:00(2時間)
中国語(秋期のみ)9:00〜12:00(3時間)
【午後試験】試験時間
1級(知財法務実務/電気・電子工学/バイオテクノロジー)14:00〜17:00(3時間)
2級14:00〜17:00(3時間)
ドイツ語(秋期のみ)14:00〜17:00(3時間)

午前試験と午後試験に分かれているので、時間帯が午前と午後でずれている級や分野であれば、併願して受験することができます

例)
午前:1級 機械工学
午後:2級

また、1級合格者には面接試験がありますので、注意してください。

面接は原則東京または大阪で実施されるとなっていますが、コロナが流行している現時点においては、面接の方法も変わっている可能性があります。

受験方法

知的財産翻訳検定は、メールを使ってやり取りをします。

知的財産翻訳検定の受験に必要な環境・ソフトは以下のとおりです。

知的財産翻訳検定の受験に必要な環境・ソフト
  • インターネットのつながる環境
  • メールが使用できる環境
  • Microsoft Word

受験にあたっての注意事項は以下の3点です。

事前に必ずチェックするようにしておいてくださいね!

・PCはWindowsを推奨。Macで受験する場合は、必ず事前に「試行テスト」をして動作確認をしておく。

・試験にはメールを使用するため、知的財産翻訳協会のドメイン(@nipta.org)が迷惑メールフォルダに入らないようメールソフトの設定を確認しておく。

・Wordのバージョンが古すぎると、文字化けなどの不具合が発生することがある。なるべくサポート期間内の新しいバージョンを使用する。

申込みから試験受験までの流れをざっとまとめると、

STEP
申込み確認メールを受信
STEP
受験料の支払い
STEP
受験申込み受理メールが届く(受験番号が通知される)
STEP
試行テスト
STEP
試験当日

上にも書きましたが、試験が問題なく受験できるかを確認するために、必ず「試行テスト」をしておきましょう

知的財産翻訳検定は、試験時間が短い上に問題量が多いため、試験当日は時間との勝負になります。

受験方法で戸惑っていると、確実に解答時間が足りなくなってしまうので、万全を期して受験にのぞんでくださいね!

結果の確認方法

知的財産翻訳検定の結果発表は、以下の二通りです。

知的財産翻訳検定の結果の確認方法
  1. 知的財産翻訳協会ホームページ上で合格者の受験番号を発表
  2. 合否結果を郵送

結果発表日を忘れていても、郵送で届くから安心!

郵送で届くまで待てない!という人は、知的財産翻訳協会のホームページで確認しましょう。

合格か不合格かだけは、自分の受験番号の有無で判断できますよ。

知的財産翻訳検定受験時の注意点

では、知的財産翻訳検定を受験するときには、どんなことに気をつければよいでしょうか?

ここでは、受験時に気をつけるポイントについてまとめています。

特にこれから初めて受験する方は、必ずチェックしてくださいね!

時間がとにかく短い

知的財産翻訳検定のウェブサイトから過去問を見ましたが、かなり分量が多いと感じました。

1級・2級の場合、3時間でA4約2枚を訳し上げなければなりません

難易度はそれほど高くないようですが、3時間でA4を2枚となると、プロでもかなりカツカツなのではないでしょうか?

知的財産翻訳検定では、ありがたいことに過去問がすべて無料で公開されています。

初めて受験する場合は特に、あらかじめ何年分かを解いてみて、時間配分を確認しておくことをおすすめします。

過去問を解いて時間配分を考えていたけど、当日時間が足りなくなったらどうすればいいの?

思ったより内容が難しくて、想定以上に時間がかかってしまうこと、ありますよね?

そんなときは、ひとまず「訳文を仕上げること」を優先してください。

試験に合格するためには、必ずしも満点である必要はないはずです。

ただ、訳文が未完成である場合は、大きく減点される可能性があります。

まずは残り時間を見ながらざっと最後まで訳していく

その上で時間が余れば、ざっと訳した箇所を順次見直していくという戦略がベストではないかと思います。

1級には面接がある

知的財産翻訳検定の筆記試験に合格した「1級認定候補者」には、その後面接試験があります

中国語/ドイツ語受験では、面接試験はありません

面接試験の案内は、筆記試験合格後に事務局からメールで届くようです。

1級の筆記試験に合格したら、事務局からのメール着信に気をつけておきましょう!

迷惑メールフォルダに入っていないかも必ずチェックしてね!

受験級の選び方

初めて受験するとき、どの級を受験すればいいか悩みますよね?

各級の難易度は、知的財産翻訳検定ホームページに公開されている過去問を見ればわかります。

その印象をもとに、受験する級を選ぶのがベストです。

もし、1級と2級で迷ったら、

  • 可能な場合は1級と2級を併願する
  • まずは2級を受験して、そもそも2級に合格する実力があるかどうか試してみる

方法をおすすめします。

知的財産翻訳検定は、2級でも決して簡単ではありません

まずは2級に合格する実力があるのかを確かめてみて、2級に合格したら次は1級とステップアップする方法も悪くないと思いますよ!

知的財産翻訳検定のメリット・デメリット

では、知的財産翻訳検定を受験したら、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

ここでは、知的財産翻訳検定のメリットとデメリットを順番に解説していきます。

メリット

知的財産翻訳検定のメリットは、次の3つです。

知的財産翻訳検定の3つのメリット
  • 日本知的財産翻訳協会のHPに掲載される
  • 求人応募・営業活動で有利になる
  • 評価コメントがもらえる

順番に解説していきましょう。

日本知的財産翻訳協会のHPに掲載される

知的財産翻訳検定1級に合格すると、知的財産翻訳協会のホームページに名前や連絡先を掲載してもらうことができます

知的財産翻訳協会ホームページの「1級合格認定者リスト」を見ると、初回から最新回までの1級合格者の名前と連絡先がずらり!

こうして見ると、合格者には特許事務所や翻訳会社で働いている人が結構多いね

メールアドレスも掲載されているので、特許翻訳者を探している企業から問合せをもらうこともできます。

取引先を増やしたい人は、ぜひ1級合格目指して頑張ってください!

求人応募・営業活動で有利になる

知的財産翻訳検定は、特許翻訳業界ではかなり認知度の高い資格です。

特許事務所や翻訳会社でもよく知られているよ!

この資格を持っていれば、求人応募の際にも大きなアピールポイントになります。

求人応募の際に、少しでもほかの翻訳者に差をつけたいのであれば、取っておいてけして損のない資格であると言えるでしょう。

評価コメントがもらえる

ほんやく検定では、結果発表時に評価コメントの通知はありません(合否または合格級の通知のみ)。

一方で、知的財産翻訳検定では評価コメントも郵送で返送してもらえるので、今後の勉強の指針を立てたり弱点を把握したりするのにとても役立ちます。

独学では自分の翻訳のどこが悪いか分からない
弱点を把握してスキルアップしたい

知的財産翻訳検定は、こんな方にぴったりの試験になっています。

このようなことでお悩みなのであれば、ぜひ一度知的財産翻訳検定を受けてみてはいかがでしょうか?

デメリット

では、知的財産翻訳検定にはどんなデメリットがあるのでしょうか?

ここでは、知的財産翻訳検定のデメリット2つをご紹介します。

知的財産翻訳検定のデメリット2つ
  • 費用が高い
  • 試験回数が少ない

こちらも順番に解説していきます。

費用が高い

知的財産翻訳検定は、翻訳者向け検定試験の中で一番受験料が高いです。

ちなみにほんやく検定の受験料は11,000円(非会員)、TQEだと9,900円です

知的財産翻訳検定は、1級受験の場合15,000円なので、ほかの試験よりも4,000円以上高い計算になります。

気軽に何度も受けられる金額ではないので、受験するときはしっかり対策をしてのぞみましょう!

試験回数が少ない

知的財産翻訳検定は、年に2回しか受験機会がありません

しかも、春は和文英訳、秋は英文和訳と言語報告が決まっているので、和文英訳/英文和訳のどちらかしかしない人は、年に1回しか受験機会がないことになります。

1回試験に失敗すると、次に挑戦できるのは1年後になるってことね・・・

挑戦する機会が年1回だけなので、合格したいのであればしっかり対策して受験する必要がありますね。

知的財産翻訳検定の難易度は?

では、知的財産翻訳検定の難易度はどれくらいなのでしょうか?

知的財産翻訳検定の過去の試験結果は、知的財産翻訳協会のウェブサイト上にすべて公開されています。

過去数回分の結果を振り返ってみましょう。

【第31回】受験者数合格者数合格率
1級/知財法務実務0名
1級/機械工学4名
1級/電気・電子工学5名
1級/化学0名
1級/バイオ0名
1級全体54名9名17%
2級20名6名30%
3級22名18名82%
中国語19名8名42%
ドイツ語11名2名18%
知的財産翻訳検定(第31回)の試験結果
【第30回】受験者数合格者数合格率
1級/知財法務実務0名
1級/機械工学3名
1級/電気・電子工学5名
1級/化学0名
1級/バイオ0名
1級全体75名8名11%
2級39名20名51%
3級22名16名73%
中国語
ドイツ語
知的財産翻訳検定(第30回)の試験結果
【第29回】受験者数合格者数合格率
1級/知財法務実務0名
1級/機械工学1名
1級/電気・電子工学3名
1級/化学0名
1級/バイオ0名
1級全体36名4名11%
2級16名8名50%
3級16名9名56%
中国語19名7名37%
ドイツ語6名0名0%
知的財産翻訳検定(第29回)の試験結果

こうして見ると、1級で10%程度、2〜3級ではおおむね50%以上の合格率であることが分かります。

試験自体がニッチでありかつ難しいため、そもそも受験者のレベルが高いことは十分考えられます。

それでも合格率だけを見ると、決して「とても合格に手が届かない」ものではないと言えますね!

1級はまだ自信がないならまずは2級からでもぜひチャレンジしてみてくださいね!

知的財産翻訳検定の過去問は手に入る?

知的財産翻訳検定の過去問は、知的財産翻訳協会のウェブサイト上から、なんと無料で手に入れることができます

ほんやく検定やTQEでは過去問は有料でしたよね?

そのことを考えると、過去問無料は受験生にはとてもありがたいサービスです!

しかもそれだけではありません!

知的財産翻訳検定では、なんと1級合格者の解答も見ることができるんです!

訳例ではなくて「合格者の生の解答」なので、これを見ておけば「どのレベルの翻訳ができれば合格するか」が分かり、とても参考になります。

過去問だけでなく、ぜひこちらの解答も参考にして、確実に合格を狙っていってください!

知的財産翻訳検定のおすすめの勉強方法

これについては、ほかの検定試験と大きく変わる点はありません。

主にやっておくべきことは、

  • 基礎と専門分野の両方を勉強
  • 過去問を研究

の2点です。

翻訳者向け検定試験に合格するためには、まずは基礎的な翻訳力と専門分野の知識を積み上げていく必要があります。

その上で、数年分の過去問を解いてみて、各試験の出題傾向やレベル、問題の分量や審査基準を把握しておくのがとても有効です。

特に、知的財産翻訳検定では、問題の分量に対して試験時間がとても短いです

過去問を時間を計りながら訳してみて、「どのくらいにペースで訳せば時間内に訳し終えられるか」「全体の時間配分はどうするのがいいか」をあらかじめ考えておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、特許翻訳者向けの検定試験である知的財産翻訳検定について詳しく紹介しました。

わたしは特許翻訳者ではないので、実は今回初めてこの試験について知りました

調べてみて分かったのが、特許翻訳業界ではかなり知名度の高い試験だということ。

もちろん試験に受かればかなりのアピール力はありますが、合格しなくても過去問がホームページから無料で手に入るので、勉強にも役立つのが魅力!

特許翻訳の勉強方法が分からなくて困ってる・・・という方も、ぜひ過去問を利用して勉強してみることをおすすめします。

翻訳者向けの検定試験には、このほかにもいろいろな種類があります。

ほかにはどんな試験があるか気になる方は、ぜひ下の記事も合わせて読んでみてくださいね。

→ 参考:翻訳者向け検定試験まとめ

また、この記事でもたびたび出てきた「ほんやく検定」や「TQE」について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひどうぞ!

→ 参考:ほんやく検定徹底解説
→ 参考:TQE徹底解説

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