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【もしかして詐欺?】こんなスクールは要注意!怪しい翻訳スクールを見分ける6つのチェックポイント

世の中にはたくさんの翻訳スクールがあります。

そのほとんどはしっかりとした内容の信頼できるスクールですが、スクールの中には詐欺まがいのとんでもないスクールがあることを知っていますか?

業界の中では数年前から、こうした怪しいスクールが話題になっています。

このようなスクールを選んでしまうと、しっかりとした実力がつかないばかりか、せっかく支払ったお金が無駄になってしまいます。

大切なお金を絶対にムダにはしたくない!

そう思うあなた!

ぜひこの記事を最後まで読んで、しっかりと講座内容をチェックしてから支払いに進んでください。

怪しい翻訳スクールに騙される翻訳ビギナーがゼロになってほしいので、かなりの情熱を込めて書きました!

ちょっと長いですが、絶対役に立つので最後まで読んでください!

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目次

怪しい翻訳スクールに共通する6つの特徴

怪しい翻訳スクールには共通する特徴があります。

ここではその特徴を6つ紹介するので、あなたが検討しているスクールに該当するものはないか十分に確認してから契約に進んでください!

英語力がなくても大丈夫と謳う

怪しい翻訳スクールのホームページには、ほぼ間違いなく「英語力がなくても大丈夫」と書かれています。

逆に言うと、「英語力がなくても翻訳者になれる」と謳うスクールは、ほぼ100%怪しいと言って差し支えありません。

「レターパックでお金送れはすべて詐欺」ってありましたよね。

「英語力なくても翻訳者になれる」はこれと同じレベルで詐欺だと思って間違いないです。

翻訳者になるのに英語力は不可欠です。

TOEICでいうと最低800点、英検なら準一級はほしいところです。

 「翻訳者に求められる英語力」について詳しくはこちら

TOEICや英検があればすぐに翻訳者になれるわけではありません。

それでも英語を正しく使いこなすために、最低限のの英語力は必要です。

実際、しっかりとした翻訳スクールのホームページで、トップページに堂々と「英語力がなくても翻訳者になれる」と書いているところはありません。

フェローアカデミーさんを例に取ると、入門コースでも英検2級以上、TOEIC650点以上が受講の目安とはっきりと書かれています。

フェローアカデミーさん「翻訳入門」コースのコース概要。めちゃくちゃ妥当で安心。

一方で、怪しい翻訳スクールは、たいていTOEIC500点前後、英検3級程度で翻訳者になれると謳っています

TOEIC500点というと、どちらかというと「英語ができない」部類です・・・

「英語が割と得意」という自覚があった私が、大学生の時に初めて受けたTOEICのスコアが730点でした。

なので、「ちょっと英語ができる」程度の大学生でも700点くらいは取れるものです。

ここから考えても、TOEIC500点台から短期間で翻訳者になれると考えるのは、正直かなりムリがあります。

高い収入を得られると謳う

怪しい翻訳スクールは、大半が「翻訳で高収入を狙える」と謳っています

中には、翻訳だけで「年収1000万を目指せる」と謳うものもあります。

プロの立場から言わせてもらいます。

翻訳だけで年収1000万は、かなり難しいです。

特に単価の下げ圧力が高まっている昨今では、新規参入者がいきなり年収1000万円は、ほぼ無理です。

これは、日本翻訳連盟が出している「2017年翻訳白書」に記載されているデータですが、翻訳者の年収は、5割以上が400万円未満です。

1000万円以上稼いでいる人は上位わずか5%程度であり、かなり厳しい世界であることが分かります。

 翻訳者の平均年収についてはこちらでも詳しく解説しています

確かにスクールも「年収1000万を目指せる」と言っているだけで、「必ず年収1000万稼げる」と言っているわけではありません。

このあたりがミソで、「目指せる」としか言っていないので詐欺ではない(「稼げる」とは言っていない)というのが、受講者とトラブルになったときのスクール側の言い分のようです。

翻訳で年収1000万円はかなり厳しい世界であることを自覚して、甘い言葉には騙されないようにしよう!

講師が一人しかいない

通常翻訳スクールには複数の講師がいるものですが、怪しいスクールには講師が一人しかいないことがほとんどです。

そして、大半が運営者=講師というスタイルを取っています。

このスタイルのまずい点は2つあります。

専門分野に対応できない

翻訳と一口に言っても様々なジャンルがあります。

出版、産業、映像と、ジャンルが違っただけで翻訳の作法や扱う内容は大きくちがい、しかも産業翻訳はさらに細かい分野に分かれています。

翻訳学校に複数の講師がいるのは、この細分化されたジャンル・分野に対応するためです

各分野に応じた内容をしっかりと細かく指導するには、それぞれの分野を専門とし、深い知識のある講師が必要です。

ところが講師が1人しかいないと、分野に応じたきめ細かな指導ができません。

特定のジャンルに絞った講座であれば大丈夫な場合もあります。

ただ、特にどの分野を扱う講座であるかを明記していない場合、実務では役に立たない「広く浅い」知識しか得られない可能性があるので注意が必要です。

トラブルに対応できない

講師が1人しかいないと、トラブルがあったときにも困ります

相談する人がいないからです。

例えば受講中、

  • 講師の先生の説明が分かりづらい
  • 講義の内容に疑問がある

など、直接先生に言いづらいことがあっても、講師が1人のスクールの場合は言い出せずに終わってしまう可能性があります。

通常のスクールなら、事務の方に相談すれば、それとなく先生に伝えてくださるのですが・・・

また、先生が1人しかいないので、先生と相性が合わない、先生が苦手などといった場合にもどうすることもできません

習い事でもそうですが、個人運営のスクールの場合、先生や内容に不満があれば、「やめて他を探す」しか選択肢がありません。

怪しい翻訳スクールは入会時に受講料を一括で支払うことが多く、やめても返金がないことが大半です。

講師が1人のスクールに申し込む場合は、このようなリスクがあることを十分に理解しておいたほうがよいでしょう。

教材の事前確認ができない

怪しい翻訳スクールは、教材の事前確認ができないケースが大半です。

良心的な翻訳スクールであれば、通常受講前に教材サンプルが見られたり、体験授業が参加できたりと、「教材のレベルが自分に合うか」「先生との相性はどうか」を確認できるようになっています。

例えば、フェローアカデミーさんでは、ホームページから教材サンプルを確認することができますし、無料の学校説明会や学習カウンセリングで、講座のレベル感やスクールの雰囲気を確認することができます。

↓フェローアカデミーの「翻訳入門」の講座概要ページ。教材サンプルが確認できる。

サンフレアさんも同様ですね。

↓サンフレア「医学・薬学中級講座」の講座概要。テキストサンプルが確認できる

高いお金を払う以上、事前に講座の内容をしっかりと確認し、納得して学習を始めたいと思うのは消費者として当然だと思います。

問い合わせても事前に教材の確認や体験授業・見学ができない場合は、そもそも信用できないスクールであると考えて受講を控えた方が賢明です。

会社概要の記載がない

トラブルがあり、何らかの対応や返金をしてほしいとき、スクールの運営者にきちんと連絡がつくことはとても重要です。

連絡に必要なのは、メールアドレスや電話番号だけではありません。

メールや電話での問合せの場合、都合が悪ければ運営者側は無視し続けることができるからです。

メールや電話での問い合わせに応じてもらえないと、最終的には法的手段に訴えることになりますが、その際には会社の住所や主催者の氏名があると有利です。

住所が分かると、内容証明郵便など法的効力のある書類を送ることができるよ!

ところが怪しいスクールの場合、ほぼ間違いなく会社の住所や責任者に関する記載がありません

会社の住所や連絡先をはっきりと記載していないようなサービスは、いざとなったら責任を取らず逃げるつもりであると考えていいでしょう。

会社の住所や責任者を記載していないスクールはほぼ100%ブラックなので、お金を無駄にしたくないのであれば、受講を避けた方が賢明です。

良心的なスクールの場合、一般的に以下の情報が記載されています。

  1. 運営母体(ある場合)
  2. 会社概要
  3. 会社の住所
  4. 会社の電話番号

スクールを選ぶときは、この4つの情報が記載されているかチェックしましょう!

費用が相場よりも高い

良心的なスクールの費用相場は、通常3ヵ月で15万円未満です。

映像翻訳の場合は相場よりもやや高いですが、それでも完全マンツーマンで3ヵ月30万円程度です。

大半のスクールは20万円以下、高い場合でも30万を少し超えるくらいで受講できるよ!

一方で、怪しい翻訳スクールの場合、この倍以上の価格設定がされていることが多いようです。

また、ホームページには費用が公開されておらず、資料請求やLINE登録をした段階でようやく費用が分かるというケースもあります。

高ければ高いほど指導内容が優れているわけでもありませんし、その分早く翻訳者になれるわけではありません。

手頃な費用でも質の高い指導をしているスクールはたくさんありますので、費用に見合ったサービスが受けられるのか、事前によく確認して決めるようにしてください。

怪しいなと思ったら

上で挙げた6つのチェックポイントのうち、4つ以上に該当するならほぼブラックです。

お金を無駄にしたくないのであれば、受講はやめた方がいいでしょう

怪しい講座を判断する方法は、このほかにもいくつかあります。

どうにも微妙で判断できないとき、自分の判断に自信が持てないときは、下に挙げたポイントも合わせてチェックすると安心です!

実績のある翻訳会社の内容と比較してみる

あなたが検討しているスクールと、実績のあるスクールの内容を比較してみてください。

時間をおいて、何度か冷静に確認することをおススメします。

主なチェックポイントは次の4つです。

  1. 講座の内容は信頼できるか
  2. 講師の先生は信頼できるか(実績があるか)
  3. 極端にメリットばかりを強調しすぎていないか
  4. 費用が大幅に高くはないか

実績のあるスクールとしては、フェローアカデミーさんや、サンフレアアカデミーさんをオススメします。

実績のあるスクールと比較してみて、あなたが検討しているスクールが明らかにうまい話ばかりを並べている場合、そのスクールは信頼できないスクールである可能性が高いです。

実績のあるスクールの資料を取り寄せて比較してみるのもおすすめ!
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講座名でググる

今は、スクールの口コミ情報が簡単に検索エンジンで拾えるようになっています。

あなたが検討しているスクールに少しでも不安を感じているのであれば、次のようなキーワードで検索してみてください。

  • 検討中の講座名 + 詐欺
  • 検討中の講座の講師名 + 詐欺

「検討中の講座名」「検討中の講座の講師名」には、あなたが検討しているスクール名またはその講師名を入れてください。

例えば、あなたが検討しているスクールの名前が「誰でも翻訳者スクール」という名称なのであれば、

誰でも翻訳者スクール 詐欺

で調べてください。

翻訳業界で警戒されている講座であれば、トップの方に悪い口コミが表示されます

悪い口コミが検索上位を占めているようであれば、そのスクールはブラックです。

スクールに直接問い合わせる

講座側の対応の善し悪しを確認するために、スクールに不明点を問い合わせてみるという方法もあります。

例えば、

  • 解約方法
  • 効果が出なかったときの対応
  • 問題が起こった場合の連絡先(会社住所や電話番号、担当者)

などを問い合わせてみてください。

このとき、チェックしてほしいのは以下の3つのポイントです。

  • すぐに回答が来ましたか?
  • すべての回答に誠実に回答されていましたか?
  • 回答の内容は納得のいくものでしたか?

このような内容を事前に確認しておくと、受講後に実際にトラブルが生じたときにも役立ちます。

ここで十分な対応が得られないなら、受講後の対応にも期待できないのでしっかりと確認しておきましょう。

プロの翻訳者に意見を聞く

プロの翻訳者であれば、講座の概要を見ただけである程度講座の善し悪しが分かります。

身近に翻訳者の知り合いがいるなら、受講を検討しているスクールの内容を見せて意見をもらいましょう!

身近に知り合いがいないのであれば、フェイスブック上の翻訳者コミュニティで意見を求めるのも有効です。

以下の翻訳者コミュニティは、初心者でも参加できる間口の広いグループです。

あなたが初心者であってもみなさん親切に答えてくれるので、是非活用してください。

翻訳者コミュニティについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

ぜひ合わせて読んでみてください。

 おすすめの翻訳者コミュニティ

受講開始後におかしいと感じたら

では、受講開始後に講座の内容や運営に疑問を感じたらどうすればいいでしょうか?

ここでは、受講開始後に疑問を感じた場合の対応について解説していきます!

通信教育の返金は難しい

受講開始直後であればクーリングオフを思いつくかもしれません。

しかし、クーリングオフは訪問販売や電話勧誘など、熟考する時間を与えられずに契約した取引が対象です。

自分でじっくり検討してから購入できる通信販売(通信講座)はクーリングオフの対象にはなりません

では、中途解約はどうでしょうか?

通常、英会話学校や家庭教師など、サービス提供期間が長く、継続的にサービスが提供されるものについては、特定継続的役務提供取引として、クーリング・オフ期間を過ぎてしまっても理由を問わず中途解約をすることができるとされています。

ですので、通学/オンラインで実施される翻訳スクールはもちろん、継続的に訳文の添削が受けられるサービスを売りにした通信講座も、中途解約の対象になる可能性があります

ただし、もし解約ができたとしても全額が返金されるわけではありません

返金されるのは解約手数料と利用したサービスの対価の合計額を差し引いた額のみです

※ 講座料金ー(解約手数料+利用済のサービス対価)=返金額

それに、そもそも悪質なスクールは、最初に教材すべてを提供するなどして、「継続的な役務」を提供するサービスではないと主張する可能性があります。

最初に教材が送られてくるだけの通信教育は、継続的にサービスが提供されないため特定継続的役務提供取引にはあたらず、中途解約の対象外になるからです。

このように、そもそも悪質なサービスの大半が採用している通信販売型のサービスの解約が難しい上、悪質なサービスは法の目をかいくぐるために二重三重に防衛戦を張っているため、悪質なサービスの解約はかなり難航することになります。

悪質なスクールを解約するには

最近は様々な情報商材が増えており、これに比例して情報商材の被害も増えています。

無料のものから有料のものまで様々な相談窓口が設けられているので、自分に合った窓口で相談するといいでしょう。

相談窓口については以下で詳しく説明しています。

 悪質な翻訳講座を解約・返金する4つの方法

まとめ

今回は、怪しい翻訳スクールの見分け方について解説しました。

怪しい翻訳スクールに共通する6つの特徴は以下のとおりです。

怪しい翻訳スクールに共通する6つの特徴
  1. 英語力がなくても大丈夫と謳う
  2. 高い収入を得られると謳う
  3. 講師が一人しかいない
  4. 教材の事前確認ができない
  5. 会社概要の記載がない
  6. 費用が相場よりも高い

もしあなたの検討しているスクールが、このうち4つ以上に当てはまるのであれば、以下の4つの方法でさらによく検討することをオススメします。

  • 実績のある翻訳会社の内容と比較してみる
  • 講座名でググる
  • スクールに直接問い合わせる
  • プロの翻訳者に意見を聞く

翻訳者になる近道は、いい翻訳スクールを選ぶことです。

怪しい翻訳スクールを選んでしまうと、お金だけではなく時間まで無駄になってしまうので、ぜひこの記事を参考にして十分にチェックしてくださいね。

上手な翻訳スクールの選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

スクール選びに迷っている方はぜひ合わせて読んでみてください!

 失敗しない翻訳スクールの選び方
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