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JTA公認翻訳専門職資格試験で収入を上げる!試験の概要や難易度を徹底解説!

JTA公認翻訳専門職資格試験って知ってますか?

名前だけでもめちゃくちゃ長いですよね・・・・

この試験は、翻訳者のスキルをさまざまな角度から評価する、いわば翻訳者の総合力をはかる資格試験なんです。

取るのはなかなか手間がかかりますが、それだけに持っていると翻訳会社からの信頼度も大幅にアップ!

ただ、比較的新しい試験なのでほとんど情報がないんですよね。

しかも試験制度が複雑で分かりにくい!

この記事では、そんな分かりにくいJTA公認翻訳専門職資格試験をどこよりも分かりやすく解説しています。

JTA公認翻訳専門職資格試験に興味がある方や、これから受験を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてチャレンジしてみてくださいね!

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目次

JTA公認翻訳専門職資格試験とは?

ここではまず、JTA公認翻訳専門職資格試験の概要について詳しく紹介していきます。

試験分野・レベルと言語

JTA公認翻訳専門職資格試験は、とても複雑です。

日本翻訳協会のウェブサイトを見ると、こんな感じ↓

どこをクリックしていいのかがまず分かりませんよね。

JTAの資格/検定試験は、大きく分けて、「翻訳者向け」と「プロジェクト・マネージャー向け」に分類されます。

翻訳者であれば、「翻訳者向け」の試験を受験します!

翻訳者向けの試験は、以下のとおりいくつかの種類と言語に分かれています。

【翻訳者向け試験】

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試験名試験内容
JTA公認専門職資格試験翻訳能力を総合的に評価する資格
JTA公認専門職資格基礎試験JTA公認専門職資格試験を目指す人向けの資格。
JTA公認専門職資格試験より難易度が低い。
フランス語翻訳能力検定試験フランス語の翻訳能力を判定する検定試験。
ドイツ語翻訳能力検定試験ドイツ語の翻訳能力を判定する検定試験。
中国語語翻訳能力検定試験中国語の翻訳能力を判定する検定試験。
翻訳者向け試験の種類

日英・英日翻訳をしている翻訳者が受験するのは、「JTA公認専門職資格試験」か「JTA公認専門職資格基礎試験」のいずれかです

JTA公認専門職資格基礎試験は、翻訳学習中の人むけの試験です。

ひととおり学習が終わった方や、すでにプロ翻訳者デビューをしている人は、「JTA公認専門職資格試験」を目指すといいでしょう。

JTA公認専門職資格試験ですが、実は1回の試験で合格できるわけではなく、最終合格するためには次の4つ(中国語の場合は5つ)の試験を受ける必要があります

ちなみに、JTA公認専門職資格試験は、英語だけでなく中国語でも受験することができます!

JTA公認専門職資格試験の最終合格に必要な4つの試験
  1. 翻訳文法技能試験
  2. 翻訳IT技能試験
  3. 翻訳マネジメント技能試験
  4. 翻訳専門技能試験

さらに、④の翻訳専門技能試験では、以下の2つ(中国語の場合は1つ)の試験から分野を1つ選んで受験します。

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言語方向試験名分野
英日JTA公認出版翻訳能力検定試験ヤングアダルト・児童書翻訳/エンターテイメント/絵本/スピリチュアル/一般教養(ビジネス)/一般教養(サイエンス)
英日・日英JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験医学・薬学/特許/IR・金融/リーガル
中国語JTA公認中国語翻訳能力検定試験中日ビジネス一般/日中ビジネス一般/中国語リーガル

わかりにくすぎる・・・!!

ですよね・・・。

国内の翻訳者向けの検定試験の中ではピカいちの複雑さです。

たとえばあなたが医学・薬学の分野でJTA公認の翻訳資格を取りたいのであれば、

  1. JTA公認専門職資格試験を選ぶ
  2. 翻訳文法技能試験/翻訳IT技能試験/翻訳マネジメント技能試験の3つを受験する
  3. JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験から、「医学/薬学翻訳能力検定試験」を受験する

という流れになります。

さらに、4つの試験すべてに合格した上で「JTA公認翻訳専門職」に認定されるには、4科目すべてに合格(または2級以上合格)後、二次審査にも合格する必要があります

二次審査では、2年以上の翻訳実績が審査されます。

試験日程

JTA公認専門職資格試験は、年4回(3月・6月・9月・12月)実施されています。

ただし、選択科目であるJTA公認出版翻訳能力検定試験/JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験は、また別の日程になっています

試験の申込みは実施日の4〜5日前まで可能です。

オンライン上で手続きできますが、申込書に写真を貼るなどの手間がかかるので、なるべく早く手続きを済ませておくのがおすすめです!

受験料

JTAの各種試験の受験料は以下のとおりです。

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試験名科目数受験料(一般)受験料(メンバー/学生)
JTA公認専門職資格試験(英語)1科目
2科目
3科目
5,500円
11,000円
16,500円
4,400円
8,800円
13,200円
JTA公認専門職資格試験(中国語)1科目
2科目
3科目
2,750円
8,250円
13,500円
2,200円
6,600円
11,000円
JTA公認出版翻訳能力検定試験7,700円6,000円
JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験7,700円6,000円
JTA公認専門職資格基礎試験4,400円3,300円
JTA公認中国語翻訳能力検定試験7,700円6,000円
JTA公認フランス語翻訳能力検定試験7,700円6,000円
JTA公認ドイツ語翻訳能力検定試験7,700円6,000円
JTA資格試験の受験料

JTAの試験は、JTAメンバーズや学生なら割引料金で受験することができます。

JTAメンバーズの年会費は、年額6,500円だよ!

JTAの受験料は、

  • 国内→銀行振込
  • 海外→Paypalでの支払い(米ドル建て)

になります。

受験申請書に銀行振込日を記入してから提出する流れになっているので、必ず早めに手続き方法を確認しておきましょう。

試験時間

JTA公認専門職資格試験の試験時間は、次のようになっています。

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科目試験時間
翻訳文法技能試験10:00~11:30
翻訳IT技能試験12:30~13:30
翻訳マネジメント技能試験13:45~14:15
JTA公認翻訳専門職資格試験の試験時間

JTA公認出版翻訳能力検定試験/JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験は、JTA公認専門職資格試験とは別日程で実施されています。

試験ごとに日程が違うのでJTAの公式ホームページで受験しておきましょう。

試験時間は、通常10:00〜12:00の2時間です

受験方法

JTA公認出版翻訳能力検定試験に必要な各試験は、すべてインターネットを利用した在宅試験になっています。

ですので、受験には以下のような環境が必要になります。

  • インターネットのつながる環境
  • メールが使用できる環境
  • Microsoft Wordなど回答を記録できるソフトウェア

ソフトウェアについては具体的な指定はありませんでした。

受験案内には「Wordなど」と記載があったので、ひとまずWordを準備しておくと安心です。

受験までの具体的な手順は次のとおりです。

STEP
JTAの公式ホームページから「受験申請書」をダウンロードし、必要事項を記入する
STEP
受験料を振り込む

国内からは銀行振込で、海外からはPaypalを利用

STEP
国内からは銀行振込で、海外からはPaypalを利用
STEP
国内からは銀行振込で、海外からはPaypalを利用
STEP
試験当日
  • 試験開始点呼メールが事務局から送付される
  • 点呼メールに記載されたアドレスから試験問題をダウンロードし、試験開始
  • 修了後、指定の時間までに試験の解答をWordなどでメール返送
STEP
試験終了後2ヶ月前後で結果をメール連絡

結果の確認方法

JTA公認翻訳能力検定試験の結果は、試験日から2ヶ月前後でメールで通知されます。

具体的な日程は決まっていないようですので、「受験案内」に記載されている目安の日程を参考に連絡を待ちましょう。

JTA公認翻訳専門職資格試験の注意点

ここでは、JTA公認翻訳専門職資格試験の全般的な注意事項について解説していきます。

申込みには写真が必要

JTA公認翻訳専門職資格試験では、受験申込みのときに「写真」が必要です。

公式ホームページで公開されている「受験案内」には、データを申請書(Word)の所定の位置に、写真を貼り付けるようにと指示されています。

ただ、具体的な写真の内容については特に指定がないので、証明写真ではなく、自分でスマホなどで撮影したものでも問題ないかと思われます。

データの添付が難しければ、単に「写真データ」を申請書と一緒にメールで添付してもOKだよ!

試験は一度に全科目受けなくてもOK

JTA公認翻訳能力検定試験では、4つの試験に合格する必要があります。

ただ、この試験はすべて同時に受験する必要はありません

そもそも、JTA公認専門職資格試験の最終合格に必要な4つの試験のうちのひとつ「JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験」「JTA公認出版翻訳能力検定試験は、その他の試験と別の日程で開催されるため、同時に受験することはできません

JTA公認ビジネス翻訳能力検定試験以外・JTA公認出版翻訳能力検定試験の3つの試験についても、同じ日に開催されてはいますが、個々人の都合や事情に応じて1科目ずつ受けることもできます

ちなみに、同時に複数教科受験しても、一度に1科目しか受験しなくても、受験料は同じです。

複数同時受験したからといっておトクになることはありません!

試験合格には有効期限がある

JTA公認翻訳能力検定試験は、同時に受験する必要はないと書きました。

ただ、試験合格には有効期限があります

JTA公認翻訳能力検定試験では、試験合格の有効期限が「初めの試験合格(2級以上の取得)から5年以内」と決まっています。

つまり、

2021年にJTA公認翻訳能力検定試験のある科目に合格
→ 2026年までに残りの科目に合格しないと、最初の試験合格が無効になってしまう

ことになります。

比較的有効期限が長いうえ、試験も年4回実施されているので問題ないとは思いますが、何回かに分けて試験に挑戦する予定の人は、必ず有効期限についても注意しておきましょう。

JTA公認翻訳専門職資格試験のメリット・デメリット

ここまで、なかなか複雑なJTA公認翻訳専門職資格試験について解説してきました。

みんな、ちゃんとついて来てる??

ここからは、JTA公認翻訳専門職資格試験のメリット・デメリットについて紹介していきます!

メリット

JTA公認翻訳専門職資格試験は、翻訳者の多角的なスキルを評価するものです。

なので、取得しておくと「自分には総合的な翻訳スキルがある」ことを翻訳会社にアピールすることができます。

名前も何となく権威がありそうだよね!

翻訳者の中でもまだまだ取っている人の少ない資格なので、ほかの翻訳者に差をつけたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

デメリット

では、JTA公認翻訳専門職資格試験にはどんなデメリットがあるのでしょうか?

個人的には以下のようなデメリットがあると感じています。

JTA公認翻訳専門職資格試験のデメリット
  • 試験制度が分かりにくい
  • とにかく高い!
  • 業界での認知度が比較的低い
  • 認定には実務経験が必要

1つずつ解説していきましょう。

試験制度が分かりにくい

まずはこれ。

この記事では分かりやすく説明したつもりですが、それでも「どの試験を」「いつ」受けたらいいのか、まだ分かりづらかったのではないでしょうか?

翻訳者向け検定試験の中で、これほどわかりにくい資格はありません。

しかも、JTAのホームページ自体も分かりづらいんです・・・

この試験に興味を持った人がホームページで情報を見ても、理解するのにかなりの時間がかかるでしょう。

試験を受けてみたい!という人は、この記事やJTAのホームページをよく読んで、しっかり理解してから受験してくださいね!

とにかく高い!

お次はこれ。

JTA公認翻訳専門職資格試験は、複雑さだけでなく、料金の高さも業界随一です。

すべての試験(4科目)にストレート合格しても、それだけで24,200円(非会員/英語の場合)。

さらに、2次審査(翻訳経験2年以上の実績審査)にも認定料31,000円(330USD)がかかります。

ということは、ストレートで行ったとしても、認定をもらうまでにかかる費用は5万円以上

受験をするときには、試験の受験料だけでなく、2次審査にも認定料がかかることを十分理解してから申し込んでくださいね!

業界での認知度が比較的低い

これほどまでに高い資格ですが、実は業界内ではあまり知られていません

ほかの資格(たとえば「ほんやく検定」や「TQE」)は受験者も結構おり、Google検索しても受験した人や合格者の記事が何件もヒットします。

ただ、この資格に至ってはほぼ体験談が見つからないんですね・・・。

ある程度受験者もいるのだとは思いますし、もし取得していればもちろん翻訳会社などへの応募時に有利になることは間違いないとは思います。

ただ、認知度は案外高くないということは知っておいた方がいいかもしれません。

認定には実務経験が必要

JTA公認翻訳専門職資格試験では、試験および2次審査に合格すると「JTA公式翻訳専門職」に認定されます。

が、認定には「筆記試験に合格」するだけではなく「2年以上の実務経験」が必要です。

初心者には実務経験は厳しいよね・・・

そうなんです。

なので、JTA公認翻訳専門職資格試験は実務経験3年以上のプロ向けの資格と言えるでしょうか。

まだ翻訳学習中の人や翻訳者デビューしたばかりの人は、「ほんやく検定」や「TQE」でスキルアップをしつつ、取引先を広げていくのがおすすめです!

JTA公認翻訳専門職資格試験の難易度は?

JTAはホームページ上で試験データが一切公開されておらず、また過去問も有料であるため難易度が一切分かりません

ほかのウェブサイトで「80%以上の得点で合格」という記述も目にしましたが、公式ホームページ上に記述がないので信頼できるかどうか分かりません。

気になる方は、ぜひホームページから過去問を入手して確認してみてください。

JTA公認翻訳専門職資格試験の過去問は手に入る?

JTA公認翻訳専門職資格試験の過去問は、公式ホームページ上で入手することができます。

値段は次の表の通りです。

スクロールできます
科目料金(一般)料金(メンバーズ/学生)
翻訳文法技能試験2,900円2,300円
翻訳IT技能試験2,900円2,300円
翻訳マネジメント技能試験2,900円2,300円
出版翻訳能力検定試験2,900円2,300円
ビジネス翻訳能力検討試験2,900円2,300円
JTA公認翻訳専門職資格試験の過去問の料金

過去問は1教科ごとに分かれており、1冊2,900円(PDFファイル)です。

JTAのホームページ上から申込むことができ、支払いはすべて銀行振込(海外の場合はPaypal)です。

具体的な流れとしては、

  1. JTAホームページ上で申込み(申込みフォーム記入)
  2. 事務局よりメールで振込先を連絡
  3. 入金確認後、事務局よりPDFファイルをメール添付で送付

となっています。

4冊すべて購入すると1万円を超えるから、必要なものだけに絞って注文するのがよさそうね!

JTA公認翻訳専門職資格試験のおすすめの勉強方法

これについては、ほかの検定試験と大きく変わる点はありません。

主にやっておくべきことは、

  • 基礎と専門分野の両方を勉強
  • 過去問を研究

の2点です。

翻訳者向け検定試験に合格するためには、まずは基礎的な翻訳力と専門分野の知識を積み上げていく必要があります。

その上で、数年分の過去問を解いてみて、各試験の出題傾向やレベル、問題の分量や審査基準を把握しておくのがとても有効です。

このほか、JTAでは「翻訳文法技能試験」の模擬試験などもやっているようです

受験料は1,000円と過去問よりも安くなっていますので、こういった試験をうまく利用して対策をするのもおすすめです。

まとめ

今回は、JTA公認翻訳専門職資格試験について詳しく紹介してきました。

上でも紹介したように、最終的に「JTA公式翻訳専門職」に認定されるには、2年間の実務経験が必要です。

また、試験科目の受験料や認定料が高いことからも、初心者やデビュー直後の翻訳者向けの試験であるとは言えません。

どちらかというと、実務経験をある程度積んだプロ向けの試験だね!

ですので、もしあなたがスクール通学中やデビュー直後なら、JTA公認翻訳専門職資格試験ではなくほかの試験に挑戦することをおすすめします。

ほかにはどんな翻訳者向けの検定試験については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にして自分にぴったりな試験を見つけてくださいね!

→ 参考:翻訳者向け検定試験まとめ

また、この記事でもたびたび出てきた「ほんやく検定」や「TQE」について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひどうぞ!

→ 参考:ほんやく検定徹底解説
→ 参考:TQE徹底解説

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