アメリアの入会を検討している人がいちばん気になるのが、
結局どんな求人があるの?
ということではないでしょうか?
そこでこの記事では、この記事執筆時点(2021年3月5日)でアメリアに掲載されている求人を、わたくしもぐが徹底的に分析しました。
あなたが求める求人は、はたしてどれくらい掲載されているでしょうか??
翻訳者ネットワーク「アメリア」とは?
アメリアは、日本最大級にして唯一の翻訳情報提供メディアです。
翻訳の専門学校であるフェローアカデミーを母体としており、公式サイトによると、学習者からプロまで約10,000人の会員が参加しています。
翻訳者「ネットワーク」とありますが、翻訳者同士の交流がメインのサービスではありません。
主なサービスは次の3つです。
・求人情報の提供
・スキルアップ機会の提供
・各種情報提供
アメリアのサービスについてはこちらの記事でくわしく解説しているので、ぜひ読んでくださいね!
アメリアの求人はここがスゴい!
アメリアは、現時点でもっとも優れた国内の翻訳者向け求人媒体です。
わたしはアメリアを10年使っていますが、求人については今も昔もアメリアに頼りっきりです
なぜアメリアの求人がそれほどまでにいいのか?
主な理由は次の3つです。
- 求人数が多い
- アメリア事務局の審査を通過した信頼できる翻訳会社の求人のみを取り扱っている
- メルマガで最新の求人情報をマメに連絡してくれる
では、1つずつ見ていきましょう!
圧倒的な求人数
アメリアの求人数は、翻訳関係のほかの求人媒体をはるかに上回っています。
2021年3月5日時点の求人数はなんと193件!
これは翻訳関係の求人を扱う求人媒体の中ではトップクラスです。
翻訳の仕事を探したいのであれば、アメリアに登録しておけば手間なく多くの情報を集めることができます。
審査を通過した翻訳会社の案件のみ
アメリアでは、求人掲載を希望する企業を、事務局があらかじめ審査しています。
実は、翻訳会社の中には結構あやしい会社も多く、不払いや支払遅延などの問題がたびたび起きています。
トラブルが起きた場合、フリーランス翻訳者は個人で戦わないといけません。
中には弁護士を立てたりといったことが必要になるケースもあり、そうなると手間も費用もかかってしまいます。
できればそんな面倒な事態は避けたいですよね?
なので、翻訳者にとっては信頼できる翻訳会社と取引することはかなり重要です!
アメリアの場合、運営体制がしっかりしていない翻訳会社や不審な点のある翻訳会社は、事務局が審査の段階で除外してくれています。
審査を通過した翻訳会社のみがアメリアに求人を掲載しているので、いちいち応募の際に翻訳会社の信頼性を確認する必要がありません。
手間なく安心できる求人のみに応募できるのは、個人で働く翻訳者にとっては大きなメリットです!
メルマガで最新情報を提供
アメリアは、週に2回ほどメルマガで最新情報を提供してくれます。
メルマガで送られてくる情報は、だいたいこんな感じ↓
- 求人情報(新着/追加募集/「もうすぐ終了」案件/ピックアップ案件)
- スペシャルコンテストの情報
- 定例トライアルの情報
- アメリアからのお知らせ
- アメリアサイトの追加コンテンツのお知らせ
なかでも、求人情報をメルマガで知らせてくれるのはほんとに助かる!
ほかの求人媒体だとこのメルマガ配信がないので、いちいち新しい求人がでていないか見に行かないといけません。
これが地味に面倒!
その点アメリアなら求人情報を配信してくれるので見落としもなく、「希望に合う案件が出てたのに気づいたら募集が終わってた!」なんてこともなくなります。
特に仕事や家事育児で忙しい方にはオススメです!
ほかの求人媒体との比較
翻訳業界には、ほかにもオンラインで求人情報を提供しているサイトがあります。
代表的なものは次の2つ。
この2つとアメリアを比較してみました。
登録求人件数 | 信頼度 | メルマガ配信 | |
---|---|---|---|
アメリア | 193件 | ◎ | あり |
翻訳者ディレクトリ | 15,667件(?) | △ | なし |
JTF翻訳求人ページ | 13件 | ◎ | なし |
翻訳者ディレクトリの求人件数は、サイト上では15,667件となっていますが、これにはかなり古いものや募集を終了しているものも含まれます。
翻訳者ディレクトリは、求人件数だけを見るとほかを圧倒しています。
ただ、この数には募集終了案件も含まれているので、最新案件だけだとどれくらいの数になるのかは分かりません。
検索すると2005年の案件などもまだ出てくるので、かなり古い案件もまだ掲載されているのが分かります
最新案件だけだと、おそらく100件くらいかなという印象です。
また、海外の会社や、長年やっているわたしでも聞いたことがないような会社がたくさん求人を載せているので、応募時には信頼できる翻訳会社かどうか調べる必要があります。
考えてもらえば分かると思いますが、1件1件会社の評判を調べていくのはかなり手間です。
ですので、個人的には翻訳者ディレクトリはオススメしませんし、わたしも使っていません
JTFは、業界団体が掲載している求人ですので、求人を出している翻訳会社自体は信頼できます。
ただ、いかんせん求人量が少ない!
更新頻度もまちまちなうえ、JTF会員であっても新着求人のお知らせは来ません。
なので、求人媒体としてはかなり使い勝手が悪いです
というわけで、個人的にはアメリアがオススメですし、わたしも求人を探す時にはアメリアしか使っていません。
アメリアの求人を徹底分析!
アメリアがオススメなのはわかった。
でも、実際ほんとうに自分にあった案件があるの?
と心配しているあなた!
ここではそんなあなたのために、以下でアメリアの求人を徹底的に分析しました!
これを見れば、あなたに合った案件がどれくらいあるか、しっかり把握できますよ!
求人数
2021年3月5日時点の求人数は、193件です。
アメリアの入会案内パンフレットには、「常時300件の求人を掲載」とあるけど、それより少ないね・・・
コロナ以降、翻訳業界でも求人数が減っています。
アメリアの求人も以前よりかなり減っている印象があるので、これはコロナの影響と考えられます。
出版・映像・実務の比率
出版 | 映像 | 実務 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
求人件数 | 4 | 14 | 178 | 196 |
比率 | 2% | 7% | 91% | 100% |
*合計求人件数が193を超えるのは、複数分野にまたがって募集している案件があるためです。
求人件数は、圧倒的に実務が多いです。
アメリアはどちらかと言うと実務翻訳者向けの求人媒体なんだね!
ただ、映像・出版の求人もわずかとはいえ存在します。
映像・出版の求人はほかの媒体でも数が少ないので、少なくてもいいから求人情報がほしい!という方にはアメリアはオススメです!
経験者向け・未経験者向けの比率
未経験者応募可案件 | 経験者向け案件 | 合計 | |
---|---|---|---|
求人件数 | 41 | 152 | 193 |
比率 | 21% | 79% | 100% |
未経験者応募可の案件は41件ありました。
全案件中21%が未経験者向けなので、未経験者にも十分チャンスがありますね!
経験者向けの案件も79%あるので、取引先を拡大したい人にもぴったりです!
在宅・オンサイト案件の比率
在宅勤務案件 | オンサイト勤務案件 | 合計 | |
---|---|---|---|
求人件数 | 158 | 43 | 201 |
比率 | 79% | 21% | 100% |
在宅・オンサイト案件の比率(2021年3月5日時点)
*合計求人件数が193を超えるのは、オンサイトと在宅勤務の両方が可能な案件があるからです。
翻訳者専用の求人媒体とあって、求人の8割が在宅勤務むけでした。
オンサイトで多いのは翻訳チェッカーの求人で、うち38件が東京勤務のもの。
オンサイト案件には、コーディネーターや翻訳者の求人もちらほらあったよ!
職種別の比率
翻訳者 | チェッカー | 翻訳関連業務 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
求人件数 | 144 | 53 | 37 | 234 |
比率 | 61% | 23% | 16% | 100% |
職種別の比率(2021年3月5日時点)
*合計求人件数が193を超えるのは、翻訳者と翻訳チェッカーなどのように、両方の職種を募集している案件があるからです。
職種別では、翻訳者の比率が一番大きくなっています。
ただ、チェッカーの求人もかなり豊富ですね。
翻訳者は、リクナビなどの一般的な求人媒体でもある程度求人があります。
が、チェッカーの募集はほかの媒体ではほとんど見かけません。
チェッカーを志望するのなら、アメリアを使うのがベストだね!
取り扱い言語の比率
英→日 | 日→英 | アジア言語 | ヨーロッパ言語 | その他言語 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
求人件数 | 92 | 71 | 19 | 6 | 3 | 191 |
比率 | 48% | 37% | 10% | 3% | 2% | 100% |
取り扱い言語の比率(2021年3月5日時点)
*その他言語のうちわけ:多国語およびアラビア語
取り扱い言語は英語が大半で、全案件の85%を占めています。
他言語の場合、翻訳者ディレクトリの方が求人情報が豊富な印象を受けました。
もし他言語の案件を探している場合は、翻訳者ディレクトリをメインで使った方が選択肢が増えるかもしれません!
案件単価
アメリアは単価で求人案件を絞り込むことができません。
なので、案件を1つずつ目視で確認してみたのですが、
翻訳(英→日):8~9円前後
翻訳(日→英):6~7円前後
と、業界標準よりもやや安い印象を受けました。
ただ、これは各案件の最低単価です
たいていの場合「8円~」などと書かれているので、経験によっては交渉の余地が十分にあります。
初心者向けとしては安すぎるわけでもない妥当な値段なので、初心者の方は積極的にアメリアの求人に応募することをオススメします!
入会前に求人情報を確認する方法
ここまでアメリアで取り扱っている案件を数字で分析してきました。
ただ、「どんな案件を取り扱っているのか具体的に見てみたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はアメリアでは、入会しなくても求人情報を確認することができるんです!
細かい条件までは見られませんが、ざっと確認したいという方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね!
↓ トップページから下の青枠の部分をクリックします
そうすると、遷移先のページに今掲載されている求人一覧が表示されるので、どんな求人があるか確認してみましょう!
各求人の中身までは見られないので、中身がみたい人は会員になってね!
入会後に求人情報を確認する方法2つ
入会後に求人情報を確認する方法は2つあります。
・トップページから最新の求人を確認する方法
・すべての求人から検索する方法
ここでは順番に説明していきます!
トップページから最新の求人を確認する
トップページから最新の求人を確認する場合は、下の流れで確認できます!
ログイン→ログイン後のトップページ下側に表示される求人情報を確認
すべての求人から検索する
トップページから求人を確認する場合、条件による絞り込みはできません。
条件で求人を絞り込みたい場合は、次の手順にしたがってください。
1)トップページ上部に表示される「JOB」のタブをクリックします
2)表示されたページの上部から、「求人情報検索」をクリックします。
3)検索したい条件のチェックボックスにチェックを入れ、最後に「この条件で検索する」のボタンをクリックします。
まとめ
この記事では、アメリアに掲載されている求人をこれ以上ないほど詳しく分析しました!
あなたが探している案件はどれくらいありそうでしたか?
何度も書きましたが、翻訳の求人をラク&カンタンに探したいのであれば、アメリアがどの媒体よりもオススメです!
- 未経験でも応募できる案件を探したい方
- 少しでもラクに取引先を増やしたい方
アメリアはこんな方に特にメリットのあるサービスです。
当てはまると思うなら、申し込んでも絶対にソンはしませんよ!
アメリアを10年使っているわたしのリアルな口コミが聞きたいという方は、ぜひ下の記事も参考にしてください。
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